イマドキ白米縛りは古いよ

最近パパが仕事で忙しい。自分の世話は自分でできるし、特に困ることはないけど、今日は11時ごろに電話で「まだ会社やけどもう帰るよ。ちょっと話があって…いややっぱいいわ、帰ったら話す。」と言われた。

いやいや、話したいことって何なん?

もしや、教採やのに勉強捗ってないこととか、授業飛びまくってるのバレてて怒られんの?と、そろぼち22にもなるのに親の帰宅にビクビク怯えるわたし。

数十分後帰ってきたパパはめちゃくちゃ疲れてそうなのに「ママのとこに置いて。」と何故だか花を買って帰って来た。いつも行くお花屋さんはこんな時間に開いてるわけない。しかも、帰って来るなりママの写真に向かってなんかめっちゃ喋ってる。

いやいやいやいや、ママが亡くなって以来、声に出して話しかけてるのとか見たことないし、なんでわざわざこんな時間に花を…?

切り花に水を吸わせながら、必死に理由を考える。嫌な考えがぐるぐる回って、なんか怖い話されるんかな…って不安になったところでやっと気が付きました。今日、ママの誕生日だ。

電話で「明日お花買ってきて。」って頼もうとしたものの、やっぱり当日にって考え直して自分で買ってきたそう。

娘やのに忘れててごめん…って思うと同時に、こうやって今も誕生日にお花買って来るパパって、いい旦那さんなのかなと思った。菊とかじゃなく、ちゃんとママが好きなガーベラとかバラとかで、パステルカラーのかわいいやつ。

散りやすい花はダメとか、棘とか強い香りの花は仏様に失礼だとか、いろいろあるけどそんなん関係なく、ママが好きそうなの選ぶっていうそういうところが、うん、いいと思う。お誕生日だし。

私もそういう人になりたいし、こういうのはやっぱり気持ちの問題やなって思ったから、ご飯入れる仏器に今日の夕飯のたらこスパゲティ盛ったけどちょっと怒られた。

それはあかんのかい。